こんにちは!司法書士の髙山です!アイスを食べる量を抑えてトイレとのランデブーを回避できております😕さてさて、本題にいきましょう。
「副業に申し込んでお金を払ったけど、全然稼げない…」、「情報商材を買ったけど、内容がスカスカで詐欺じゃないのか?」、「できることなら返金したい。でも、何をどう準備すればいいのかわからない」このような声をよく聞きます。副業詐欺・情報商材詐欺で返金を勝ち取るには、「証拠」が非常に重要です。証拠がなければどんなに悪質でも泣き寝入りになってしまう可能性があります。こ今回は、司法書士として数多くの副業詐欺・情報商材詐欺の案件を対応してきた立場から、実際に返金を成功させるために必要な「証拠」を具体的にリストアップします。
なぜ証拠が必要なのか?|返金請求の基本
副業詐欺や情報商材詐欺で返金請求を行う場合、相手にただただ「返してください」と言うだけでは応じてくれないでしょう。法的に返金を求めるには、次のような法律に基づいて主張する必要があります。
・詐欺による取消(民法第96条)
・錯誤による取消(民法第95条)
・不当利得返還請求(民法第703条)
・特定商取引法違反によるクーリングオフなど
これらを主張するためには、「勧誘内容」、「支払内容」、「契約の実態」などを客観的に示す証拠が必要です。証拠があってはじめて、返金請求の正当性が認められます。
証拠がないとどうなる?よくある失敗パターン
証拠が不十分な場合、こんな展開になりがちです。
・「言った・言わない」の水掛け論になる
・交渉や内容証明でも説得力がなく、返金に至らない
・クレジットカード会社や消費者センターでも対応を断られる
詐欺業者は基本的に「記録を残さない」「運営実態を隠す」ように動いてきます。つまり、被害者の側が意識して証拠を集めない限り、相手を追い詰めるのは困難です。
【保存版】返金請求に必要な証拠リスト
ここからは実際の案件で使われた証拠をベースに、返金成功率を高めるための証拠リストを公開します。チェックして、確保できるものから保存しておきましょう。
✅ ① 勧誘内容に関する証拠
LINEやSNSでのやり取り(スクショ推奨)
・勧誘の文言(「絶対稼げる」「月収100万円可能」など)
・登録ページ・広告バナーの画像
・セールスページや申込フォームのスクリーンショット
・勧誘者の名前・アカウント・連絡先情報
ポイント:「誰が」「どういう説明で」あなたを誘ったかがわかるやり取りが重要です。
✅ ② 支払に関する証拠
・銀行振込の明細(ネットバンキングの履歴含む)
・クレジットカードの利用明細
・電子決済(PayPay、Stripe、Squareなど)の履歴
・領収書や請求書(もし受け取っていれば)
・契約時のスクリーンショット(決済ボタンや注意事項など)
ポイント:「誰にいくら支払ったか」「どの手段で送金したか」が明確にわかるものが重要です。
✅ ③ 契約やサービス内容に関するもの
・届いたマニュアルやPDF教材
・サポート内容が記載された資料やメール
・Zoomやチャットサポートなどのログ
・購入者専用ページの画面キャプチャ
ポイント:「実際に提供された内容が詐欺的だった」「期待されるサービスが提供されなかった」という事実を示す資料が効果的です。
✅ ④ 相手の情報(特定のために)
・相手の法人名・代表者名(会社謄本や販売者情報)
・住所、電話番号
・SNSのアカウント
ポイント:返金交渉や法的手続の前提として、「相手が誰なのか」「どこに請求すればいいのか」が分かっていなければ何も始まりません。
証拠をなくさないためにやるべきこと
LINEやDMは即スクリーンショットで保存、支払履歴はPDF・画像でバックアップ、広告ページや動画はURLだけでなく画面ごと保存(スクショor動画キャプチャ)
💡クラウド保存(Google DriveやDropbox)にまとめておくと安全&スムーズです。
副業詐欺・情報商材詐欺における証拠の活用方法
証拠が集まったら、次のような形で返金請求に活用できます。
・内容証明郵便で、証拠をもとに法的根拠を明示し返金請求
・カード会社に申請する際の裏付け資料として
・被害届や警察対応を行う場合の証拠として→この警察への相談などに関してはこちらの記事も参照ください。副業詐欺を警察に相談する/メリットと相談方法
証拠の整理ができているだけで、相手が態度を変えることもあります。「この人は本気で動いてくるな」と思わせることが交渉の第一歩です。

証拠が不十分でも諦めない
相手とのやりとりの記録は、何も残ってなく、自分の実際に話した記憶しかないというご相談も多くあります。こういった場合も記憶をもとに相手に交渉していきます。その他にも上記の証拠が全てない場合でも対応できることはありますので諦めずにまずは、ご相談ください。
まとめ|証拠の整理が返金の第一歩
副業詐欺・情報商材詐欺の返金請求は、スピードと証拠の勝負です。そして、証拠をしっかり揃えておけば、泣き寝入りせずお金を取り戻せる可能性は十分にあります。「これって証拠になるかな?」、「どこまで必要かな?」そんな迷いがある方も、まずは専門家に相談することから始めてみてください。相談料は、無料の事務所が多いです。ちなみに髙山司法書士事務所では、相談料と着手金は完全に無料です。成功報酬のみで事務手数料もいただいていないので、返金させることができなかった場合、費用はかかりません。まずは、お気軽にご相談ください。
今回は、こんなところでほなっ!
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