怪しい副業にお金を払う前にやるべき“3つの検索”/後悔する前に確認を

こんにちは!司法書士の髙山です!あまりの暑さで便所とのランデブーを天秤にかけてもアイスを大量に食べるか悶々とした素敵な夏を過ごしております😥さてさて、本題です。「スマホだけで月30万円」、「誰でも簡単に副収入が得られる」こんな言葉に心惹かれたこと、ありませんか?今や副業を始める人が増える中、詐欺まがいの副業勧誘も爆発的に増加しています。そして詐欺の被害にあってしまった方の多くが、「申し込む前に少し調べていれば…」と後悔しています。今回は、司法書士として副業詐欺の返金対応を数多く手がけてきた経験から、怪しい副業にお金を払う前に“必ずやってほしい3つの検索”を、具体例付きで解説します。

なぜ検索が重要なのか?

詐欺業者は、甘い言葉や綺麗なデザインのLP(ランディングページ)で信頼感を演出しています。でも、少しネットで調べてみれば、過去の被害者の声や業者の実態が露出していることは少なくありません。何も調べずに申込をしてしまうと、熱烈な勧誘によりあっという間に契約を締結してしまい気がつくと詐欺にお金を払ってしまっている何てことになってしまいます。「怪しいかも?」と思ったその直感、正しいことが多いです。だからこそ、お金を払う前に「調べる」習慣をつけておきましょう。

【検索①】副業名・サービス名+「詐欺」「口コミ」

副業の名前や講座名、情報商材名での検索は基本中の基本です。
🔍 検索例:「スマホ副業インチキアカデミー 詐欺」、「副業Inthiki 評判」、「SNS収益化クソプロジェクト 口コミ」
✅ 見つかる可能性がある情報:
・消費者センターに寄せられた苦情
・被害者のブログ、note、SNS投稿、yahoo!知恵袋や2chスレッドでの実体験、詐欺業者の注意喚起まとめサイト
💡サービス名が分からない場合は、広告のキャッチコピーの一部を使って検索してもヒットすることがあります。

【検索②】会社名・代表者名+「評判」「トラブル」

詐欺まがいの副業を提供している業者は、法人名義や運営者名を隠していることも多いです。しかし、決済画面の下部や特商法表示ページに小さく記載されていることも。それを見つけたら、以下のように検索しましょう。
🔍 検索例:「株式会社インチキ トラブル」、「詐欺野 場加(代表者名)  詐欺」、「合同会社インチキ 評判」
✅ 確認すべきこと:
・登記情報があるか(実在する会社か)
・代表者が過去にも詐欺行為で問題になっていないか
・同じ名義で複数の“怪しい副業”を展開していないか
💡登記簿謄本(履歴事項全部証明書)を取り寄せることで、会社の実態をさらに詳しく調べることも可能です。登記情報提供サービスに登録すれば数百円の費用で調べることができます。

【検索③】LINE・SNSアカウントの過去投稿・画像検索

近年の詐欺業者は、「LINE勧誘」や「SNSアカウント(X、Instagram、TikTok)」を使って接触してきます。この場合、アカウントの過去投稿や画像を検索することで、正体や過去の活動が見えてくる場合があります。
🔍 調べ方:
・アカウント名やユーザーIDをGoogleで検索
・プロフィール画像をGoogle画像検索にかける
・名前+「詐欺」「勧誘」などで検索
・SNSで共通の被害を報告している人を探す(#副業詐欺 など)
✅ よくあるパターン:
・フリー素材の写真を使っている
・過去に同じ手口で別アカウントを使っていた履歴が出てくる
・被害者のスクショ付きツイートや投稿がヒットする
💡「画像検索」は特に有効です。写真が複数の怪しいサイトで使い回されている場合、かなりの確率で詐欺です。

検索しても何も出てこない場合は?

「検索しても情報が出てこなかったから、きっと安全だろう」と判断するのは危険です。なぜなら、詐欺業者は短期間で名前やアカウントを変えながら運営しているからです。
✅ こんな場合も要注意:
・「新規オープン」や「先着◯名」などで緊急性を煽る
・サポート体制・運営元に関する説明がほぼない
・価格や返品条件が不明確などです。
「新しすぎて情報がない=安全」ではなく、「新しすぎて誰も被害を公表していないだけ」の可能性が高いと考えてください。

お金を払ってしまった後でもできることはある

すでにお金を払ってしまった場合でも、次の行動で返金できる可能性は十分にあります。
✅ やるべき対応:
・LINEやDM、申込ページのスクショを保存
・決済履歴(カード明細・振込明細など)を保存
・特商法表示の内容を確認・スクショ
・司法書士など専門家に相談
証拠を元に相手側に返金を求めていきます。場合によっては、カード会社や決済代行会社にも交渉します。
・警察という選択肢もあります。これに関してはこちらの記事もご参照ください。副業詐欺を警察に相談する/メリットと相談方法

調べるだけで防げる詐欺がある

副業詐欺・情報商材詐欺の多くは、「調べなかったこと」によって被害が広がっています。たった3分の検索で、10万円、20万円というお金を失わずにすむことがあります。

✅ 最後にお金を払う前にやるべき“3つの検索”を簡単にまとめておきます
・副業名+「詐欺」「口コミ」
・会社名・代表者名+「評判」「トラブル」
・LINE・SNSアカウントの画像検索・過去投稿チェック

詐欺の被害にあってしまったかもしれないと気がついた方はできるだけ早く、弁護士や司法書士などの専門家に相談にするようにしましょう。今回はこんなところでほなっ!

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