なぜ副業詐欺のLINE勧誘はなくならないのか?/LINEからはじまる副業詐欺に注意!

こんにちは!司法書士の髙山です!近くで工事をしていてドリルの爆音で耳が破壊されそうになりながらいま、これを書いています😞さてさて、本題に。最近、相談を受けていても「LINEで副業の勧誘が来て…」という話を聞かない日はありません。InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNS広告からLINEに誘導され、「簡単に稼げる副業があります!」と甘い言葉を投げかけられ、気づけばお金を払ってしまっていた——そんな相談が毎日寄せられます。しかし、そもそもなぜLINE勧誘型の副業詐欺はこれだけ問題になっても消えないのか?
司法書士として数えきれない相談を受けてきた経験をもとに、詐欺師がLINEを使い続ける理由、被害がなくならない背景、そして被害者が取るべき行動まで、じっくり掘り下げて解説したいと思います。

なぜ詐欺師はLINEを選ぶのか?

LINEは、詐欺師にとっても使いやすいツールです。
まず、日本での利用率が圧倒的。総務省の調査でも、10代〜60代までほとんどの人がLINEを使っているとされています。メールや電話よりもずっと手軽に連絡でき、心理的な距離も近いように感じます。
さらに、LINEは痕跡を消しやすいということもあります。詐欺師側がアカウントを削除すれば、「証拠隠滅」が簡単にできるのです。
アカウントを量産しやすいというてんもあります。プリペイドSIMや格安スマホを使えば、いくらでも新しいLINEを作れるので、凍結されても別の名前で復活可能です。そこまでしなくても回数制限はありますが、アカウントを消せば新しいアカウントを作れます。これでは警察も取り締まりが追いつきません。
そして最大のポイントは、信頼感を装いやすいということかなと思います。メールだと「怪しい」と感じる内容でも、LINEで「こんにちは!サポート担当の△△です😊」と送られると、どこか親近感のようなものがわき、相手を信じやすくなってしまうのです。

LINE勧誘の典型的な流れ

LINE勧誘詐欺の流れは、私が見た限りでは、ほぼ同じです。
まずSNS広告です。「スマホ1つで1日1万円」、「今だけ限定30名」といった派手な言葉でLINEへのリンクをクリックさせます。
LINEを追加すると、すぐに「担当者」を名乗る人物が登場。「こんにちは、◯◯サポートの△△です!」とフレンドリーに話しかけてきます。そして「あなたにぴったりの副業を案内します」、「誰でも簡単にできる仕事です」など、仕事の具体的な説明を避けつつ、稼げそうな夢だけを見せるのです。
次にZoom説明会やLINE通話に誘導されます。これには理由があります。文字だけだと怪しい内容でも、声を聞かせたり画面を共有することで、相手を安心させ心理的に逃げにくくするのです。
そして「登録費3,000円だけ」、「サポート費5,000円」など、まずは少額を請求。支払いのハードルを下げて、相手に「お金を払った」という実績を作らせます。
一度払ってしまうと、今度は高額請求に切り替わります。「より効率的に稼ぐには10万円のゴールドプランがおすすめです」、「本格的にやるなら50万円必要です」とエスカレートしていき、最終的には数十万〜百万円単位の被害になることも珍しくありません。

被害者のリアルな声から見える現実

実際に寄せられた相談には、胸が締めつけられるものがあります。

20代女性のケース
「LINEで知り合った人から『スマホで簡単副業』と誘われました。登録費3,000円を払ったら、次に『ツール費10万円』、さらに『サポート費50万円』と言われ…気づけば90万円も払っていました」

30代男性のケース
「『今だけ限定』という言葉に焦ってしまい、LINEで話すうちに信用してお金を払ってしまいました。支払った直後、相手のアカウントは消え、連絡が取れなくなりました」

40代主婦のケース
「『まずはLINE登録だけ』という広告から始まりました。担当者がとても親切で安心してしまい、気づけば数十万円を払っていました。」

どの相談にも共通しているのは、「LINEだから安心してしまった」という心理です。電話や知らないメールだと疑う内容でも、LINEだと気を許してしまうのです。

なぜLINE勧誘は取り締まれないのか?

「LINE社が止めればいいのに」と思う方もいるでしょう。しかし、現実はそう単純ではありません。まず、LINEのメッセージは個人間のプライベートなやり取りです。内容をLINE社が監視することはプライバシーの観点からほぼ不可能。通報があっても、調査や対応には時間がかかります。
さらに、詐欺師はアカウントを量産し続けます。1つ凍結されても新しい番号で作り直し。これでは終わりがありません。
また、詐欺師の多くは海外サーバーや海外の電話番号を利用していることもあります。
そして最大の問題は、被害者の方が泣き寝入りしてしまうことです。「LINEで少額払っただけだし…」、「恥ずかしくて相談できない」と声を上げない人が大半。結果、詐欺師は野放し状態になり、詐欺が繰り返されるのです。

騙されないために知っておくべきこと

LINE勧誘を見抜くには、日頃から知識と警戒心を持つことが重要です。
まず、LINEだから安全という考えは捨ててください。LINEは友達同士のツールというイメージが強いですが、見知らぬ人からのメッセージが安全だという保証はありません。
また、「誰でも簡単」、「1日5分でOK」など、仕事内容をはぐらかすフレーズは危険信号。きちんとした副業なら仕事内容や契約条件を明確に説明します。
そして、やり取りの中で「登録費」、「サポート費」、「初期費用」などお金の話が出た時点で、即ブロックしてOK。本当に安全な副業は最初にお金を取りません。

騙されてしまったら何をすべきか?

「もうお金を払ってしまった…」と気づいたら、まずは冷静になりましょう。諦めるのはまだ早いです。
まず証拠を残してください。LINEのやり取りを消してはいけません。スクリーンショットを撮り、相手のプロフィール画面も保存。振込明細やクレジットカードの利用明細もすべて取っておきましょう。
次に、クーリングオフの可能性を確認します。特定商取引法の対象になっていれば、8〜20日以内なら解約が可能。契約書に不備があれば期間外でも有効になるケースもあります。
クレジットカードで支払った場合はカード会社に連絡し、「支払停止の抗弁権」を使えないか相談。現金や電子マネーでも、銀行に組戻しの相談ができます。
そして、弁護士や司法書士に相談してください。内容証明を送る、少額訴訟を起こすなど、専門家だからこそ取れる手段があります。実際、私の事務所でもLINE勧誘で支払ったお金を取り戻せた事例は多数あります。

髙山司法書士事務所ができること

ァ🚖の事務所では、すみません最近人の影響で某アレン様にハマっていたのでこれだけはお許しを😓

  • 相談無料(LINEや電話でOKもちろん来所でも!)
  • 着手金ゼロ・成功報酬のみ(郵送代など実費もいただいていません)
  • 副業詐欺・情報商材詐欺を専門に多数対応
  • 波乱万丈なはっちゃけ人生で培った胆力で交渉力に自信があります
「こんなLINEが来たんですが」、「広告を見てお金を払ってしまいました…」──そんな相談に基づき、証拠を基に返金請求の交渉を進めています。LINEのメッセージ1つ、振込明細1枚でも返金の糸口になります。迷ったらまずはご連絡ください。詐欺にあったかもしれないという段階でもかまいません。

今回はこんなところでほなっ!引き続きドリルの爆音に苦しみたいと思います😞

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