こんにちは!司法書士の髙山です!花粉がいよいよ本格的になってきて、泣きながら自転車を漕ぐ日々を満喫しております😞では本題へ😗「ネットショップを運営する副業なら初心者でも稼げる」「商品は用意されているので販売するだけ」「運営サポートがあるから安心」──こうした説明を受けてネットショップ運営サポート副業に参加したものの、思うように収益が出ずトラブルになるケースが増えています。ネットショップを使った副業そのものは違法ではありません。しかし、“サポート副業”という形で高額契約を結ばせるビジネスの中には、説明内容と実態に差があるケースも見られます。今回は、ネットショップ運営サポート副業で起きやすいトラブルと、その法的な考え方について司法書士の視点から解説します。
ネットショップ副業そのものは違法ではない
まず前提として、ネットショップを運営して商品を販売すること自体は合法です。実際に、ECサイトやフリマアプリを使って収益を得ている人は多く存在します。
問題になるのは、副業として紹介される際の説明内容や契約方法です。特に、「誰でも簡単に稼げる」「在庫リスクはない」といった説明が強調される場合は注意が必要です。
ビジネスである以上、売れないリスクや競争が存在することは避けられません。
よくあるネットショップ副業の勧誘方法
ネットショップ副業の多くは、SNS広告や副業ランキングサイトなどをきっかけにLINEへ誘導される形で始まります。その後、Zoom説明や電話相談を経て、高額なサポート契約を勧められる流れが一般的です。
説明では「運営をサポートする」「売れる商品を紹介する」「ノウハウを教える」といった内容が強調されます。しかし、実際の契約内容を確認すると、教材や簡単なサポートのみというケースも見られます。
この説明と実態の差がトラブルの原因になることがあります。
高額サポート費用が発生するケース
ネットショップ運営サポート副業では、数十万円のスクール費用やサポート費用が発生することがあります。中には100万円近い契約になる事例もあります。
費用が高いこと自体が直ちに違法とは限りませんが、提供される内容と金額のバランスが問題になります。動画教材や簡単なチャットサポートのみで高額費用が請求される場合、契約内容が争点になる可能性があります。
契約前に、具体的にどのようなサポートが提供されるのか確認することが重要です。
「商品は用意されている」という説明
ネットショップ副業では、「売れる商品はこちらで用意する」「仕入れ先を紹介する」といった説明がされることがあります。一見すると初心者に優しい仕組みに見えます。
しかし、同じ商品を多くの参加者が扱う場合、価格競争が起きやすくなります。その結果、思うように利益が出ないケースもあります。
商品があることと、利益が出ることは別問題です。まあこの話はあまり今回のテーマとは関係ないですかね。
「誰でも稼げる」という説明の問題
副業トラブルでよく見られるのが、「誰でも簡単に稼げる」という説明です。ネットショップ運営もビジネスである以上、販売戦略やマーケティングが必要になります。
にもかかわらず、努力やリスクの説明がほとんどなく、「再現性が高い」「初心者でもすぐ利益が出る」と説明される場合、消費者に誤解を与える可能性があります。
このような説明は、消費者契約法上問題になることがあります。消費者契約法に関しては、こちらも参照ください。消費者契約法4条を5分で解説/詐欺じゃなくても取消できるって本当?
借入を勧められるケース
ネットショップ副業の相談では、「費用はクレジットカードの分割で払える」「消費者金融で借りればすぐ始められる」と説明されたという話も少なくありません。
副業を始めるために借入を強く勧められる場合は注意が必要です。収益が保証されていないビジネスで借入を前提とする契約は、トラブルの原因になりやすいです。
冷静に検討する時間を与えない勧誘には警戒すべきです。
詐欺と断定できないケースも多い
ネットショップ副業のトラブルは、刑法上の詐欺と断定するのが難しい場合も多くあります。実際に教材やサポートが提供されている場合、詐欺と認定するハードルは高くなります。
しかし、詐欺と断定できなくても、説明方法や契約内容によっては法的に争えるケースがあります。
「詐欺かどうか」だけで判断するのではなく、契約の過程を整理することが重要です。
消費者契約法が問題になるケース
将来の利益について断定的に説明された場合や、重要なリスクが説明されていなかった場合、消費者契約法による取消が認められる可能性があります。
例えば、「必ず利益が出る」「多くの人が成功している」といった説明があった場合です。これらは消費者の判断を誤らせる可能性があります。
契約前の説明内容は重要なポイントになります。
契約前に確認すべきポイント
ネットショップ副業を検討する際は、収益の仕組みを具体的に理解することが重要です。どのように商品を仕入れ、どのように利益が発生するのかを確認してください。
- 収益モデルが具体的に説明されているか
- リスクや失敗例が説明されているか
- 契約を急かされていないか
これらの点を冷静に確認することが、トラブルを防ぐための第一歩です。
すでに契約してしまった場合
すでにネットショップ副業の契約をしてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。契約の経緯によっては、クーリングオフや消費者契約法による取消が可能なケースがあります。
LINEのやり取り、広告ページ、説明資料などは重要な証拠になりますので保存してください。
その上ではやめに弁護士や司法書士等の専門家に相談することをおすすめします。
まとめ|副業という言葉だけで判断しない
ネットショップ運営サポート副業は、すべてが詐欺というわけではありません。しかし、誇張された説明や高額契約を伴う勧誘には注意が必要です。
重要なのは、副業という言葉ではなく、収益の仕組みと契約内容を冷静に確認することです。甘い言葉だけで判断するのではなく、ビジネスとして成立しているかを見極めることが大切です。
ネットショップ副業に関するトラブルで悩んでいる場合は、一人で抱え込まずお気軽にご相談ください。詐欺かもしれないと思っている段階でも大歓迎です。
今回はこんなところでほなっ!泣きながら花粉ライフを満喫したいと思います😭

