こんにちは!司法書士の髙山です!某ニトリの展示物のベッドで快適な昼寝をしている紳士を横目に新しい枕を買って、肩の激痛からやっと解放されそうです😓さてさて、最近、相談に来られる方からよく耳にする言葉があります。それが「副業サポート費」。「副業を始めるためのサポートです」、「登録料です」、「サポートメンバー費です」など、名前はいろいろですが、要するに副業を始める前に支払わせる謎の費用です。結論から言いますと、この「副業サポート費」という言葉が出てきた時点で、赤信号と思ってください。今回は、この“副業サポート費”の正体や、実際にどのように請求されるのか、詐欺の手口や対処法を司法書士の視点から徹底的に解説します。
「副業サポート費」とは何なのか?
まずは基本から。「副業サポート費」とは、副業を始めるためのサポートや、サポートメンバー登録のために払うと言われるお金のことを指します。呼び方は様々で「初期サポート費」、「登録料」、「運営費」、「メンバーシップ費」などと巧みに名前を変えてきますが、目的は一つです。それは、最初にお金を払わせることです。
まともな副業、例えばアルバイトや在宅ワークで、最初にサポート費なんて請求されることはありません。本来、副業を始めるためにお金がかかることはほとんどなく、必要だとしても仕事に必要な道具代(パソコンやソフトなど)くらいのはずです。それなのに「この副業を始めるにはサポート費が必要です」と言ってくる時点で、詐欺の可能性はかなり高いです。
どうやって「副業サポート費」は請求されるのか?
詐欺師たちは、ストーリーを作ってあなたを納得させることに長けています。最初はInstagramやTikTokの広告から始まります。「スマホ1つで1日1万円!」、「主婦でも在宅で簡単収入!」といったキャッチコピーを使い、LINE登録を誘導します。
LINEに登録した途端、営業の嵐が始まります。「あなたに合った副業を完全サポートします!」と称して“担当者”と名乗る人物から連絡が来ます。電話で親身に話を聞き、あたかも面倒を見てくれるかのように装います。そこで出てくるのが、「副業サポート費」という名目のお金です。「今だけ割引で5万円です」、「今日中に入金すれば登録完了します」などと畳みかけてくるのがこやつらの常套手段です。
一度払ってしまうと、詐欺師たちはさらに次の請求をしてきます。「より本格的なサポートを受けるには追加で10万円必要です」、「プレミアムコースならもっと稼げます」……こうしてエスカレートし、被害額は膨らんでいきます。
被害者のリアルな声
ワタクシの事務所には、毎日のように「副業サポート費」を払ってしまった方からの相談が届きます。ある20代女性は、インスタで見た広告からLINE登録しました。「サポート費は3,000円だけ」と言われて支払ったところ、「さらに効率を上げるには10万円の追加サポートが必要」と次々と請求され、最終的に50万円を失いました。
30代男性からの相談では、「LINEで『今だけ半額のサポート費でOK!』と言われ、急がなきゃと思って振り込みました。払った途端、別の名目で新しい請求が来て、不安になった」と話していました。
40代女性はこう言います。「『先にサポート費を払えば明日から収入が発生します』と言われました。払ったのに何も始まらず、返金もされないんです。」
これらの声に共通しているのは、払った瞬間に状況が悪化するということ。詐欺師たちは“サポート費”という最初の支払いを突破口にして、次々と請求をしてきます。
副業詐欺を見抜くサイン
「副業サポート費」に限らず、副業詐欺には見抜くためのサインがあります。
詐欺師はやたらと急がせます。「今日だけ割引」「今だけ限定」と言って考える余裕を奪います。少額から始めさせるのも手口です。「まずは3,000円だけでOK」と言われ、払ったら次の請求が来る……このパターンです。
さらに、「誰でも簡単」、「1日5分だけで」といったフレーズも危険信号です。費用もどんどん増え、「登録料」、「サポート費」、「追加費用」と名目を変えて請求してきます。そして会社情報はほとんど出てこない。サイトを見ても住所や代表者名が書かれていない、問い合わせ先がフリーメールだけ——これらが重なったら、ほぼ詐欺と思って間違いありません。
騙されてしまった時の行動
「副業サポート費を払ってしまった…」と気づいたら、まずは落ち着きましょう。そして以下の行動を取ってください。
まずは証拠を集めることです。LINEやメールのやり取り、送金した時の振込明細、契約書や広告のスクリーンショットなど、残せるものはすべて残してください。詐欺師とのやり取りを消してしまう人もいますが、それは返金を難しくする大きな原因です。
次に、クーリングオフが使えるか確認します。特定商取引法が適用される契約であれば、8〜20日以内に解除でき、契約書の記載に不備があれば期間外でも有効になることがあります。
もしクレジットカードで支払ったなら、カード会社に連絡しましょう。「支払停止の抗弁権」を使えば、請求を止められる場合があります。現金や電子マネーで払った場合でも、取引記録は必ず残しておくべきです。
そして司法書士や弁護士に相談するのが手っ取り早いと思います。内容証明や少額訴訟など、専門家なら返金請求の手段を知っています。ワタクシが送った内容証明1通で業者が折れたケースもあります。
警察に相談するという手段もあります。こちらの記事も余力があればご覧くださいませ。副業詐欺を警察に相談する/メリットと相談方法
「副業サポート費」詐欺を防ぐために
まず強く覚えておいてください。まともな副業に“サポート費”は存在しません。
正規のアルバイトや副業は、働く人からお金を取ることはしません。サポート費や登録料が必要と言ってくる副業は、その時点で怪しいと疑うべきです。
「副業サポート費」という言葉が出た瞬間に、あなたはもう詐欺師のシナリオに足を踏み入れています。その場でやり取りを中止し、ブロックして華麗に走り去るくらいの警戒心を持ちましょう。
髙山司法書士事務所ができること
ァ🚖の事務所では、すみません最近人の影響で某アレン様にハマっていたのでこれだけはお許しを😓
- 相談無料(LINEや電話でOKもちろん来所でも!)
- 着手金ゼロ・成功報酬のみ(郵送代など実費もいただいていません)
- 副業詐欺・情報商材詐欺を専門に多数対応
- 波乱万丈なはっちゃけ人生で培った胆力で交渉力に自信があります

「副業サポート費」──それは多くの場合、詐欺師が仕掛ける最初のワナです。払ってしまう前に、そして払ってしまった後でも、できることはあります。行動すればお金を取り戻せる可能性はまだ残っています!今回はこんなところでほなっ!快適な枕をつかって展示物のベッドではなく自宅で昼寝を楽しみます😗
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