こんにちは!司法書士の髙山です!久々に自転車で爆走中にゲリラにやられて爽快な気分で帰路につきました😞さて本題へ。ここ最近、副業詐欺の相談を受けていると「口コミを信じて申し込んでしまいました…」という声がやたらと多くなっています。SNSのコメント欄、販売ページのレビュー欄、比較サイトの評価、どれも一見すると信頼できそうに見えますが、その中には巧妙に作られたウソの口コミ(偽レビュー)が紛れ込んでいることがあります。
この記事では、私がこれまでに相談を受けた事例をもとに、偽レビューがどのように副業詐欺に利用されているのか、そして騙されないための視点、万が一被害に遭ったときの返金の可能性について、司法書士の立場から詳しく解説します。
偽レビューが副業詐欺で多用される理由
詐欺業者が偽レビューを多用する最大の理由は、人は第三者の意見に弱いという心理特性にあります。
心理学的には「社会的証明」と呼ばれ、「みんなが良いと言っているからきっと正しい」という思考に陥ってしまう現象です。特にネット上では、レビューや評価は手軽に閲覧できるため、広告やセールストークよりも強い影響力を持ちます。小難しい言葉を使っていますがワタシもさっきググって知りました😗
詐欺業者はこの心理を最大限に利用します。自社の商品やサービスを実際には利用していない人物に、架空の高評価レビューを書かせたり、AI生成の文章や画像を使って「本当に稼げた人」のように見せかけたりします。時には実在の人物の名前や写真を無断で使い、あたかも本人が成功談を語っているように演出するケースもあります。
偽レビューの作られ方とその手口
偽レビューの作り方は年々巧妙化しています。
まず多いのは、レビュー代行業者を利用する方法です。クラウドソーシングやSNSで「レビュー1件○○円で書きます」という募集がされ、報酬を支払って架空の体験談を書かせます。
内容は決まって似たようなパターンです。
「半信半疑だったけど、初月から〇〇万円稼げました!」
「サポートが丁寧で、初心者でも安心してできました」
「他の副業より効率的で、本当にオススメです」
こういった文章を、名前だけ変えて量産するのです。
さらに、偽レビューには写真や動画も添えられることがありますが、そのほとんどはフリー素材やAI生成画像です。人の顔を合成した写真や、海外のモデル写真を無断使用していることもあります。
もっと悪質なケースでは、実在の人物のSNS投稿やプロフィール写真を盗み、その人があたかもサービスを推奨しているかのように見せかけることもあります。この場合、被害者は二重の意味で被害を受けてしまうのです。
実際にあった被害事例
事例1:レビューを信じて30万円を支払ったケース
30代女性Aさんは、副業情報サイトで高評価だった「在宅ワーク講座」に申し込みました。レビュー欄には「すぐに稼げた」「子育て中でもできる」といった好意的なコメントが並び、すっかり安心してしまったとのこと。
しかし、実際には内容はほぼ空っぽで、稼げるどころか追加教材やサポート費用として次々と請求され、最終的に30万円以上を支払ってしまいました。後から調べると、レビュー投稿者の多くは実在しない人物で、写真は海外のモデルの盗用だったことが判明しました。
事例2:SNSのコメント欄の“お礼メッセージ”に騙されたケース
40代男性Bさんは、Instagramの広告で副業案件を見かけ、コメント欄に並ぶ「本当に稼げました!」、「感謝しています!」といった声を見て安心したそうです。しかしこれらは、詐欺業者の関係者や別アカウントによる自作自演コメントで、他の被害者が注意喚起のコメントを書いてもすぐに削除される仕組みになっていました。
偽レビューを見抜くための視点
偽レビューは一見すると本物と見分けがつきにくいですが、いくつかの共通点があります。
- 文章がやたらと簡潔で、具体的な作業内容や数字の根拠がない
- 不自然なほどポジティブな表現が続く(否定的意見が全くない)
- 同じ言い回しや構成のレビューが複数ある
- レビュー投稿者のプロフィールが空っぽ、もしくは開設直後のアカウント
- 顔写真がフリー素材や他人のSNSから流用されている
偽レビューで被害に遭った場合の返金可能性
「口コミに騙されて契約してしまった」という場合でも、返金の可能性はあります。
特定商取引法や消費者契約法に基づき、不実告知や重要事項の不告知として契約を取り消せる場合があります。偽レビューによって誤認させられた事実を、広告やスクリーンショット、やり取りの記録などで証明できれば、返金請求の根拠になります。
クレジットカード払いであれば、「支払停止の抗弁権」を使ってカード会社に申し立てることも可能です。振込や電子マネーの場合でも、振込先口座情報や送金記録があれば、司法書士や弁護士を通じて返金交渉が可能です。
被害を防ぐためにできること
偽レビューによる被害を防ぐには、「レビューをそのまま信じない」ことが第一歩です。公式サイトやSNSだけでなく、第三者の口コミサイトやSNS検索で別の評判を調べることが重要です。
また、ネガティブな情報が全く出てこない場合も要注意です。詐欺業者は自分たちに不利な情報を徹底的に削除したり、SEO対策で隠してしまうことがあります。

髙山司法書士事務所からのアドバイス
私はこれまで数多くの副業詐欺・情報商材詐欺の相談を受けてきましたが、偽レビューは本当に多いです。しかも、見抜けなかったからといって自分を責める必要はありません。プロでも見分けがつかないことがあるくらい巧妙だからです。
大切なのは、気づいたらできるだけ早く行動を起こすことです。証拠を確保し、司法書士や弁護士などの専門家に相談してください。ちなみに髙山司法書士事務所では、相談料と着手金は完全に無料です。成功報酬のみで事務手数料もいただいていないので、返金させることができなかった場合、費用はかかりません。
今回はこんなところでほなっ!ワタシも某Amazonですこぶる評価のいい扇風機を買ったら2日目にとんでもない破裂音を
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